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カルナク神殿
Karnak 中王国時代が始まるまでは,テーベの一地方神だったアメンが,中王国第12 王朝時代に,太陽神ラーと習合することにより,アメン・ラー神としてエジプト国家の最高神の地位につくようになりました。
ルクソールの北に位置するカルナクは,アメン神の聖地として,第12王朝時代以降, 歴代の王により,アメン神に捧げられた神殿をはじめとする石碑や王像など各種の記念物が造営されました。テーベの天地創造神話の中では,ヌンの海から誕生した原初の島がカルナクにあり,この地でアメン神が人類を創造したとされていました。ボーリング調査では,カルナクは中王国時代には島であったという結果が出ています。
新王国時代になり,大規模な建造活動が実施され,巨大な建物群が出現します。アメン神信仰の歴史は,ギリシア・ローマ時代までに至る約 2000年間にわたっています。北からメンチュ神殿,アメン大神殿,ムト神殿があり,全体をカルナク神殿と称しています。なかでも,アメン大神殿はカルナク神殿群の中心であり,敷地内には,コンス神殿やオペト神殿などの他,多くの建物群が含まれています。アメン神の妻ムト女神,そして彼らの息子コンス神の3神を「テーベ3神」と呼んでいます。




☆チケット450EGP 野外博物館を含む(2023年12月1日現在)
見学時間午前6時から午後5時